(4)ロングトーンの練習
では実際に楽器を持って音を出してみましょう。”ロングトーン(longtone)”
とは音を長く伸ばすことです(そのまんま/笑)トロンボーンの上達にはロン
グトーンが超重要です!しんどいけれど、これを怠っては上手になれませ
んよ。頑張ってくださいねっ♪
まずはスライドを動かさずに、適当な音を出してみてください。バズィングを
思い出してマウスピースだけの時と同じように吹いてみましょう。どうです?
音はでましたか?とりあえず音が出たら、その音を伸ばしてみましょう。呼
吸法を思い出して出来るだけたくさんの息を吸い、長く伸ばせるように頑張
ってみてください。頑張るといっても、力を入れすぎてはいけません。腹筋に
意識を集中させて上半身はリラックスさせます。口も閉め過ぎないように注
意して下さい。メトロノームで♪四分音符=60(ちょうど秒針の速さ)で4拍ほ
ど何度も伸ばしてみましょう。
ここで考えなければならないのは、”いい音”とはどんな音か?っということで
す。”いい音”を形容詞で表現してしてみてください。どんな言葉を思いつきま
すか?
「深い」「澄んだ」「太い」「芯のある」「響く」「渋い」「あったかい」…etc.
いろいろな表現の仕方がありますね。”いい音”をイメージして吹くことはとても
大切です。プロのトロンボーン奏者の演奏会に行くのもよし。CDなどを聴いて
みるのもよし。ロングトーンの大事な要素は、
1、音量が均一であること。
2、音程が安定していること。
3、”いい音”の追究すること。
この3つを念頭において練習すれば、演奏でしっかり基礎が生きてきます。