(6)タンギングの練習
さぁ次はタンギングの練習です。タンギングとは、舌をついて音を切るこ
とを言います。
まず英語の「t」を発音してみましょう。この時の舌のつき方をよぉーく覚え
ておいてくださいね。これがタンギングをする時の正しい舌の位置になり
ます。ゆっくり"tu-tu-tu-tu"と発音して音を切ってみましょう。
マウスピース→楽器の順でステップアップしていくのが鉄則です!
タンギングが乱暴だと、吐き捨てたような荒い音色になります。逆に弱す
ぎるとモゴモゴした音が出て、出だしがはっきりしません。滑らかなタンギ
ングできように、何度も練習して舌の付きかたを研究てみて下さい。
メトロノームで♪四分音符=60くらいでタンギングできるようになったら、だ
んだんテンポを速くしていったり、いろんなリズムパターンを練習するのも
よし!あくまで最終的な話ですが、♪十六分音符=120くらいで刻めるの
が理想です。でも最初からそんなことができたらあなたは天才かあるい
は舌が極度に短いかで、練習なんか必要ないですね(笑)少しずつ速く、
かつ均一な音でタンギングができるよう根気強く頑張ってください。
★応用編~ダブルタンギング~
曲を練習していると、どーーーっしてもムリ!ってな速さでタンギングをし
なければならないことがあります。そんな時の秘密兵器がこのダブルタ
ンギング!手っ取り早く言えば、"tu-ku-tu-ku(トゥクトゥク)"をフルスピ
ードで発音するわけです。え???舌回らない?(笑)だから最初は言
葉だけを練習、練習♪
"tu-ku-tu-ku""tu-ku-tu-ku"
っと大きな声で発音の練習をしてみてください。だんだんテンポを速くし
ます。舌がもつれたら、前のテンポに落として練習です。
では、ゆーーっくりでいいですから、実際に音を出してみましょう。この場
合もやはりマウスピース→楽器の順で練習します。どうですか?"ku"の
発音で音を出すのはかなり難しいこという事に気づかれることと思います。
こんなときは
"dyu-gyu-dyu-gyu(ドゥギュドゥギュ)"
と発音してみてください。"tu-ku-tu-ku"よりも舌に力が入らず音が出や
すいと思います。ゆっくりなテンポで出来るようになったら、少しずつテンポ
を上げていきます。"dyu(tu)"と"gyu(ku)"に音質や音の長さの差をなくす
よう心がけて頑張ってください!