(3)持ち方・構え方
トロンボーンって、左肩に担いでいるように見えますよね。「トロンボーン
って肩凝りそう~」なんて思っているソコのあなた!!!違うんですよ~
実際肩には乗せていなくて、少し触れている程度なんです。てはいないんで
すよ。ということでトロンボーンを持ち、構えてみましょう。持ち方、分か
りますか?よく持ち方が分からないって言われるのですが(^^;それではまず
は持ち方です。
フランス式 |
|
アメリカ式 |
トロンボーンという楽器は基本的に左手(左腕)だけで支えています。持ち
方は写真↑のとおり!写真はテナーバスTbを持っていますが、ロータリー
レバーが無いアルトTb・テナーTbも持ち方は同じです。レバーに掛かって
いる親指をベルの支柱にかけるだけです。右手(右腕)には力を入れず、ス
ライドを軽快に動かせるよう軽く持ってください。
さて、上に2枚の写真の写真がありますが、違いが分かりますか?よ~く見
てみると、右手の添え方が違うのです。各国の国柄でしょうね…フランス式
の持ち方はお上品に、アメリカ式の方はイカツめに。あなたはどちらの持ち
方ですか???
持ち方が分かったところで、早速構えてみましょう!どのように構え、そして
どのような姿勢で吹くのでしょう。↑の図をご覧ください☆まずは座って演奏
する場合です。さっ、椅子に座ってみましょう。ここで注意点があるのですが、
椅子に座っていいのは前2分の1!!というのも、吹く時にお腹に力を入れやす
くするためなんです。重心を腰におき、背筋を伸ばします。肩の力を抜き、楽器
を持ってる腕は軽く開きます。足は組んだりせず、しっかりと地に足つけてトロ
ンボーンらしくいかつく!(笑)
次は立って演奏する 場合です。
この場合も背筋はピンと伸ばして
立ちます。どちらの場合もトロン
ボーンと体の角度 は、水平よりやや下に向いているのが普通ですが
下 げすぎには注意!前に音が飛ぶようにできているトロンボーンで
も、それでもやっぱりこの角度には気をつけます