かなり衝撃を受けた方も多いと思います。さらに在日米軍や在日米兵に対する怒りが増した方もいうると思います。
しかし、私達はこのままで良いのでしょうか。
私たちは、自分達自身で、米軍に対するマイナスイメージを作っているのではないでしょうか。
言うまでも無く、凶悪であれ、何であれ、事件を起こした米兵は厳しく罰せられるべきです。
しかし、米兵は全員が悪い人間というわけではありません。
ただ米軍や米兵への怒りをつのらせるばかりでなく、これらの事に関してもう一度、考え直してみる必要があるのです。
沖縄県では
平成12年7月に米兵が就寝中の女子中学生へのわいせつ行為。
平成13年1月には女子高生へのわいせつ行為。
その他連続放火事件などがありました。
今までの事件を見ると、沖縄復帰の1972年〜2001年の29年間、米軍は実に5006件もの犯罪を引き起こしています。そのうち、凶悪犯は527件、粗暴犯
※出典※
(○…HP ◇…書籍)
○日本共産党
(http://www.jcp.or.jp/faq_box/001
/210203_faq_okinawa_hanzai.html)
949件という割合です。
日本では、日本の米軍基地で働いている米兵が事件を起こすたびにニュースで大きく報道されます。これらは、日本人が米軍基地に対する不満などを持っているために、米軍の人たちに対して不満を感じる事から始まる、と思います。
そして、米兵に対する怒り・不満が堆積していくと、それと同時に米兵と日本人との壁が厚いものになっていきます。
実は、日本で起こっている事件は、外国人が起こしている事件より、日本人が起こしている事件の方が、人口の比例で比べても、圧倒的に多いのです。しかし、やはり報道では「別の国の人間」という事で、外国人の事件を先に取り上げてしまう傾向があります。
そんな状況の中、米兵が事件を起こすと更に米兵・米軍基地への評価が悪くなっていくのです。