沖縄県は米軍基地の占有率が大きいため、望ましい都市形成や、交通整備、産業基盤の整備など、振興開発を進める上で、大きな障害になっています。
(1)牧港補給地区(米軍施設)
(2)キャンプ瑞慶覧
(3)那覇港湾施設
一部のキャンプ地には、無数の不発弾が存在するために、その処理には莫大な費用と長い年月を要する、と心配されています。
度重なる実弾演習や、それによって発生する山火事により、大切な自然が失われ、山肌がむき出しになるなど、自然環境に対する影響も少なくありません。
嘉手納基地では航空機燃料や洗剤の流出により、地下水などから基準値を超える有害物質が発見され、日本政府により撤去されるケースもあります。いまだに浄化されていない場所もあります。
昼夜関係なく発生する航空機騒音は、合計すると一日30分以上にものぼります。
環境庁の定める基準値を超える70〜110デシベルが、大多数の測定地点で測定されていて、日常生活や安眠、テレビ視聴を妨げ、地域住民の健康をおびやかす原因にもなっています。
また、基地周辺の学校では、授業がたびたび中断されるなど、教育面でも影響がでています。
昭和37年12月20日…米軍輸送機が墜落炎上、死者2人、重軽傷者8人、住家3棟全焼。
平成5年9月1日…ヘリコプターが滑走路を移動中に事故、兵士1人が死亡、4人が重軽傷。
昭和55年10月 普天間飛行場内に訓練中の航空機が墜落し、1人死亡。
昭和57年8月 訓練中のヘリコプターが、普天間第二小学校付近の滑走路に墜落。
平成6年4月 訓練中のヘリコプターが滑走路に墜落。
米軍航空機関連の事故は、157件。そのうち39件は墜落事故です。幸い、死亡人数は少ないものの、地域住民は、いつ自分が事故に巻き込まれるか、不安を抱えています。
普天間基地においては、
嘉手納基地においては、
※出典※
(○…HP ◇…書籍)
○沖縄県ホームページ
(http://www.pref.okinawa.jp
/index.html/)
○宜野湾市ホームページ
(http://www.city.ginowan.okinawa.jp/)
○沖縄タイムス
(http://www.okinawatimes.co.jp
/index.html)
○嘉手納町ホームページ
(http://www.town.kadena.okinawa.jp
/index.html)