2.被害 - 2.避難
次は人々の避難状況について知ろう。
避難する人々
近隣住民の避難は事故翌日から始まり、10日間の間に13万人前後が避難した。
その後も汚染地域からの避難が続き、強制的に移住させられた人々も約30万人いたそうだ。合わせて60万人くらいの住民が他の土地に移ったのではないかといわれている。
避難した人たちはすぐに家に帰ることができると思っていたので身の回りのものしか持って行かなかった。そのために自分の家具が盗まれたりした人もいたようだ。ほとんどのモノを置いて家を出なければいけないという心情はどんなものだったのだろう……。
住み続ける人々
一方で移住するだけの土地がなかったり、お金がないために、汚染地域に今も居住している住民達が5〜600万人くらいもいるのだ。
中には生活環境を変えたくないといった理由で居住禁止区域に住み続けている人たちもいるのが現状だ。
そのほとんどが高齢者であるため政府も黙認してるとか。
