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トップ>実践 >整備不良からおこる危険の検証

自転車の整備不良から起こる危険

自転車事故が起こる原因はさまざまですが、その一つである「整備不良」から起こる事故は利用者の意識で防ぐことができます。

自転車整備のポイント

自転車走行前には、図の箇所をチェック点検してから利用するように心がけましょう。

自転車

実証試験

私たちは自転車整備で重要となる、ブレーキの整備可否の違いについてと、中高生の事故が多い時間帯である夕方16~18時において、自転車を視覚認識するために必要なリフレクターについて実証実験を行うことにしました。

ブレーキ制動距離の違い

適切に整備されている自転車と、ブレーキワイヤーが緩んでいる自転車を使用し、ブレーキをかけてから停止するまでの距離を比較しました。

結果は、自転車徐行時にブレーキワイヤーが緩んでいる自転車が正常な自転車と比べて1秒ほど遅く停車しました。「たかが1秒かよ」とお思いになったでしょうが、もし自転車が早く走っていたら、道路が滑りやすくなっていたらと思うと、決して油断はできません。ブレーキはしっかり機能する状態で運転しましょう。

ライトの有無による視覚認識

夕方から夜間において、ライトの有無の違いで、自動車・歩行者・他自転車からの視覚認識の違いを比較しました。

結果は、動画のようにライトがあるのと無いのとでは視認性に大きな違いがあることがわかりました。ライトは、進む道を照らし障害物にぶつからないようにするという目的よりも、相手に自分の存在を気づいてもらい事故にならないようにするという意図が大きいです。他人を事故に巻き込まないためにも夜間走行は必ずライトを付けましょう。あなただけの問題ではないのです。

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※このページのイラスト・動画はオリジナルです。

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