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利用者の視点で街を観察

私たちの学校が所在する柏市でも、自動車促進に向けて取り組みが施行されています。柏市内で発生した交通事故の約30パーセントが自転車通行に起因した事故となっており、安全で快適な自転車通行空間の整備が早急に求められています。

柏市では、原則として道路拡幅は行わず、道路空間の再配分により、歩行者、自転車と自動車の通行空間を分離させる整備が進められています。平成29年12月、新柏さくら通りにおいて、車道左側に自転車の進行方向と通行場所を示す青いナビマーク(矢羽根)と自転車のピクトグラム(絵文字)を路面に明示し、自転車通行環境が確保されました。

この整備された「新柏さくら通り」と 「くらしの安全MAP」に掲載されている柏駅周辺の事故多発地点で、整備有無による走行し易さの違いや問題点を自転車で走行しながら確認します。

新柏さくら通り
※自転車用ナビマークが整備されたさくら通り
車の走行が少ない状況でしたが、自転車の通行空間が歩行者や自動車とはっきりと分かれていて、とても走行しやすいと感じました。

柏近辺
※一方通行の道路
このような一方通行の道路では車道と歩道の間の境界の白線が右側にありました。歩道には自転車通行可の標識もなく、この場合どこを走行するのが正しいのか疑問に感じました。

柏近辺
※自転車走行可(歩行者優先)の歩道
自転車走行可能な歩道ですが、歩道に歩行者と自転車の境界線がなく、歩行者は両サイドを歩いている人いるため、自転車では大変走行しずらいと感じました。

柏近辺
※自転車事故発生場所 自転車走行可の歩道
ここは実際に自転車事故が発生した場所です。角なのにカーブミラーがなく、右側の壁で視界が大変悪くなっていることがわかります。事故の前後いずれに設置されたものかは不明ですが、歩道に「車注意」の標識が設置されていました。

柏近辺
※車道走行の場合
ここは自転車走行ができない歩道です。この場合、車道の左端を走行すると定められていますが、写真のように路上駐車をしている車が多く、非常に走行しづらいと言えます。

柏近辺
※その他駅周辺
自転車が左右を走行していて、前からも後ろからも自転車きて危険だと感じた。
駅前では横断歩道が広く、あらゆる所を人が横断していて自転車はどこを走っていいのか分からない。

上記は一例ですが、実際に自転車で街を走行してみると、いかに自転車走行がしづらいかが浮き彫りとなる結果となりました。

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※このページの写真はオリジナルです。

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