Sansanの社内制度
このページでは、前のページでも紹介した社内制度のうち、その中でも重要な4つを簡単に紹介します。
1,H2O ~通勤をもっと楽に!~
H2Oと聞いて、下のような水分子を思い浮かべる方も多いと思いますが、もちろん違います。
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H2Oとは、Sansanの社内制度で、「Home to Office」の略称です。この制度は、本社の最寄り駅である渋谷駅と表参道駅から二駅以内に住む社員に毎月住宅補助を支給するという内容です。
毎朝、満員電車に乗って通勤・通学していては、会社に着くころにはヘトヘトになってしまい、とても仕事どころではなくなってしまいますよね。そうなってしまっては、仕事に支障が出てしまいます。
なぜこのような制度を設けたのかというと、「社員が効率的かつ生産性のある働き方」をするためです。つまり、本社に比較的近い場所に住むことで通勤にそれほど労力を使うことなく出勤することができ、更には出勤してすぐにほぼ100%の力を仕事に使うことができるため、仕事の能率が上がるのです。だから会社側は、所定の場所に住んでくれた方に住宅補助をしているのです。
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2,Know Me ~部署をまたいだ交流~
「Know Me」という言葉は、「飲み」からきているそうで、会社から一定金額(3000円/人)の補助を受けて行う飲み会のことで、条件は部署をまたいだ飲み会を初対面の3人で行うことです。
この Know me を行う意義は、これをすることによって他部署の方と関わりを持っていれば、その部署だけでは解決できない問題について気軽に相談できるようになり、仕事の効率が上がることにあります。
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3,Geek Seek ~ほしい機器をそろえて仕事をスムーズに~
一口に「Geek Seek」といっても、「Geek Seek Book」(書籍・資料の購入補助)や「Geek Seek Tools」(ツール関連の購入補助)など種類は多くあります。
この制度は、エンジニアやデザイナーのための制度で、会社内の生産性向上を目的としています。つまり、仕事に必要な情報や器具の入手に手間取い一人一人のモチベーションが下がり結果的に会社の損失になるくらいなら、会社側が、それらの費用を補助しますよという制度なのです。一応購入補助を受けるには、申請が必要ですが、社員全体の約半分を占めるエンジニアやデザイナーがコンスタントに利用しているとのこと。勿論、会社側は、必要な物の購入を補助しているのだから、その分の結果を望んでいます。
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4,サテライトオフィス 神山ラボ ~普段と違う環境で~
Sansanは、2010年という社会的に見て早い段階で徳島県にサテライトオフィスを設置しています。
社長自らが、通勤で毎朝疲れてしまう社員のことを考え、(特にエンジニアに対して)より働きやすい環境を用意したいと考えていました。そうした中、神山町がNPO法人と協力してグリーンバックを行っていることを知り、NPO法人の代表と社長との間に繋がりがあったことから、神山ラボがサテライトオフィスとして開設しました。
実際に結婚を機に神山ラボを使用した方は、「職場と家庭との距離が物理的に近くなったので、体力的にも余裕が生まれ、更に空気がきれいであったりと環境がよく、子育てに最適。精神的に家族全員が豊かになり、仕事に良い循環が生まれた。」とのことです。
確かに、自然の中で過ごしていると心に余裕が生まれ、仕事の効率が上がるのかもしれません。
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4,共通点 ~生産性向上~
以上4つの社内制度を見てきましたが、この四つの間には共通点があることがわかります。それはやはり、「社員の生産性向上」であると言えるでしょう。社員一人一人が各自の力を100%発揮し生産性が向上すれば、会社全体の利益につながります。そのために、Sansanは様々なユニークな制度を用意しているのですね。