まとめ : 私たちにできる解決方法
私たちにできる解決方法
1,トレーサビリティの普及
食品のトレーサビリティとは、「食品の移動が把握できること」です。
一つの食品の販売にかかわる人が、その食品の記録をとることで、流通の過程を消費者が確認することができます。
食品の記録には、使われた肥料、農薬の使用状況も含まれます。
その食品に何か問題が発生した際に、流通のどの段階に問題があったのか調べることもできます。
野菜を買う際に袋にQRコードがついているのを見たことがありませんか。 これもトレーサビリティの取り組みのひとつです。
しかし、記録の収集に手間がかかることや、取り組みの必要性があまり理解されていないことから、その取組率は低い状況にあります。
取り組み方を改善し、生産者と消費者が一体となって食品を管理できる仕組みを整えることが必要です。
2,有機ジャスマークについて知る
このマークを見たことはありますか?
有機ジャスマークとは、食物の生産段階において化学物質を使わずに生産されたものに付けられるマークです。
有機農業は農業の環境への負担を減らし、持続可能な生産を行うために推進されています。
しかしながら、全く化学物質を使っていないわけではありません。
生産のために使わざるを得ないと、使用が許可されている農薬があります。
許可されている農薬は、農薬取締法に基づいた農薬です
つまり、環境への負担が少ないものが選ばれているため、有機農業の目的を妨げることはありません。
この事実はあまり知られていないというのが現状です。
そこで、有機農業への認識を変える必要があると思いました。
現在の定義では、「化学的に合成された肥料や農薬の使用を避けて生産すること」となっています。
これを、「環境への負担を最小限にして生産すること」としてはどうでしょうか。
私たちが伝えたいこと
「普段安全、危険と決めつけているものに疑問の目を向けてほしい」
今回、農薬について調べて、意外な事実がたくさんわかりました。
皆さんも農薬に対して誤解していたことが沢山あったのではないでしょうか。
私たちの身の回りには、まだ誤解しているものがあるのかもしれません。
これは安全だ、危険だと信じているものにも、時には疑問の目を向けて下さい。
一人一人が正しい知識を持って選択することが、食品の安全を守ることにつながります。
復習しよう
このwebサイトには、農薬に関する大切な情報がたくさん詰まっています。
ワークシートをダウンロードして、内容を復習してみましょう!
「なぜ農薬を使うの?」、「農薬の決まり」、「海の向こうでは」の3部に別れています。
それぞれのwebページと対応しているので、webサイトをみながらやってみましょう!