原因2:物流網の問題
道路が十分に整備されていなかったり、ガソリン代が高かったりして近所の市場にしか売りに行けないんだ。
だから、ある食べ物が生産されている地域から遠くの地域では、食べたいと思っても食べられないものもあるんだよ。
先進国ですら、輸送中の破損は起こってしまうことだよね。
そんな中、環境が整っていないところで輸送したらよりダメになってしまう食べ物が多そう...。
例)バングラディシュでの牛乳の運び方
●牛乳運搬とコールドチェーン
「コールドチェーン」とは、冷凍・冷蔵・低温の状態で食品を流通させるシステムのこと。
牛乳は熱で悪くなりやすいので、このシステムが不可欠です。
しかし...
バングラディシュでは、牛乳を手押し車で運んでいるのです。
バングラディシュの気候は、温かく湿っています。
コールドチェーンがないため、加工工場で「牛乳」となる前に悪くなってしまいます。
せっかく作ったものが食べたい人に届く前に食べられなくなってしまうのは、もったいないし、作っている人からしてみれば悔しいよね...。