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フレイルの予防

~社会参加~



 高齢になると、社会的な地位が変化したり、家族や友人を亡くすことで気力や活力を失うことがあります。
 社会活動への参加頻度が低下することがフレイルに陥る最初の原因となることがあります。そのため、こもりがちな生活にならないように生活習慣を考えることが大切です。社会とのつながりが豊かだと、健康でいられる期間が長くなり、認知症になりにくくなります。
 
人とのつながり

 人とのつながりが薄くなると認知機能が著しく低下する可能性があります。人とのつながりには不安ストレスを軽減する効果があります。また、人としゃべることは口を動かすことになり、口の周りの筋肉を使うことになります。
 コロナ禍で直接会うことが少なくなっていますが親しい人との交流・つながりを維持することが大切です。友人や家族と電話やリモートを利用して連絡を取り合い、話して口を動かすようにしましょう。手紙やメール、SNSも利用してつながりを維持するようにしましょう。
 友人や知人と会うことで精神的な刺激が受けられ、身体活動の機会が増えることで心身の活性化につながります。
 
「かわいいフリーイラスト集 いらすとや」より 

「かわいいフリーイラスト集 いらすとや」の画像を使用し作成
 
 社会参加の例

・友人や家族と食事をする
 親しい人と一緒に食事をするとコミュニケーションをとりながら楽しく食べられます。そのうえ食欲が高まるので、様々な食材を食べられて低栄養になることを避けることができます。

・ボランティア
・家事
・働く
・趣味

 活動目的がはっきりした、参加者同士の上下関係が少ない活動に参加するほうが健康やフレイル予防に効果があるといわれています。また、頻度や活動時間が多すぎると逆効果になってしまうことがあります。

取り組み

 長崎県佐世保市で2020年5月から高齢者と子供の間で文通をするという取り組みが始まりました。
 認知機能の悪化を防ぐための取り組みです。子供にも理解しやすい簡単な言葉で手紙を書いたり、感情を表したりすることで脳が刺激され、認知機能を維持することができます。
 市の支援センターの利用者で一人暮らしの高齢者と地域の「子ども食堂」に参加した小学生をマッチングし、その間で文通をします。2020年末の時点で5人の高齢者、7人の子供の7組が参加しています。多い時では1か月に3往復ほどのやり取りがあるようです。

メンバーが作成
 
 自分に合った活動を見つけ、楽しく継続して参加するようにしましょう。また、困ったときに頼れる人を考えておきましょう。