「フレイル」とは、健康な状態と要介護状態との中間で、身体的機能や認知的機能の低下がみられる状態です。「虚弱」という意味の「frailty」が語源です。 フレイルは、身体的要素、心理的要素、社会的要素で構成され、予防するにはこの3つの側面から総合的に対応します。 |
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フレイルになり始めると、体重の減少、疲れやすい、活動量の低下、握力低下、歩行速度が遅くなる、などの兆候が見られます。 フレイルは動かないことで進行し、入院する可能性や死亡率が上昇します。しかし、適切な予防や治療を早い段階で行えば、生活機能の低下を遅らせることができます。 フレイルにはいくつかの段階があり、前フレイル期⇒オーラル・フレイル期⇒サルコ・ロコモ期⇒フレイル期と進行していきます。悪化させないためには、前フレイル期~オーラル・フレイル期の対応が重要になります。
口腔機能や日常生活をするための機能、全身の生活の質は徐々に低下していきます。 |
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フレイルの原因は活動量の低下です。 老化によって筋力量が減少したり、人とのつながりが薄くなることがあります。それにより、外出機会や会話の機会が減少し、身体機能や認知機能が低下することがあります。 ほかにも、がんや高血圧、脳卒中などの病気も原因となります。喫煙やうつ、孤立なども老化や病気に影響し、フレイルとなる要因です。 |
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筋力が低下し、活動量が減少することで食事の量も減り、低栄養になり、筋力量が低下する。この悪循環をフレイル・サイクルといいます。 |