アンケート

私たちは豪雨に対する認識を調べるために、芝浦工業大学柏中学高等学校生徒290人にアンケートを行いました。

このページではアンケートの結果について考察していきます。

目次

共通の質問

Q1.近年、豪雨災害が増加していることを知っていますか?

なんと7割以上の方が豪雨災害の増加について知っているという結果になりました! 近年の豪雨災害の規模の拡大が 多くのかたに認識されているということがわかりますね。

Q2.豪雨災害にはどんな対策ができますか?

豪雨対策の分析図

原因は台風や前線の影響と答える人よりも、地球温暖化や海水温度の上昇などの、根本的な原因を答える人が多く、対策は地 盤の調査や防災施設の整備などの豪雨による二次被害の対策案が多い結果となりました。 また、雨自体だけの対策で終わらないのは防災意識が高いと思いました。

Q3.どこで豪雨災害について知りましたか?(Q1で知っていた人のみ)

ほとんどの方がテレビから豪雨災害についての情報を得ているということがわかりました。テレビの次はインターネットから情報を得た方が多かったです。このことから、メディアが豪雨に関することを多く報道する事で防災意識も高まっていくのではないでしょうか。

Q4.日本の中で最も雨が多い印象がある地域はどこですか?

日本国内の降水量のランキングを見てみると、1位宮崎県、2位高知県、3位福井県、4位鹿児島県、5位石川県となっています。また、上位10位を見てみると、九州地方が5つと最も多く、ついで中部地方が4つ、そ して四国地方が1つランクインしており、 アンケートの結果とほぼ一致していますね! ! ニュースなどでよく見聞きするため、西日本は雨が多く降る、という印象につながったのではないでしょうか。 因みに東北は、降雪量は多いのですが、降水量は比較的少ないよう です。

Q3.世界の中で最も雨が多い印象がある地域はどこですか?

世界の降水量のランキングを見てみると、1位コロンビア(アメリカ大陸) 2位サントメ・プリンシペ(アフリカ大陸) 3位パプアニューギニア(アジア) 4位ソロモ ン諸島(アジア)5位パナマ(アメリカ大陸)となっています。 上位10位を見てみると、アジアの国が6つと最も多く、次いでアメリカ大陸の国が3つ、アフリカ大陸の国が1 つとなっています。ただ、このデータは2018年のものであるため、現在でも同様な 順位になっているのかは分かりませんが、それでも、アジアの降水量が圧倒的に多いことがわ かります。このアンケートでも、被害を知っている人も知らない人も、アジアに雨 が多い印象を持つ人が多く、こちらも一致していると言えます。 次いでアンケートの結果で多かった、アメリカ大陸とアフリカ大陸ですが、上位20位に目を向けた時、アメリカ大陸の国は6つ、アフリカ大陸の国は5つと、あまり降水量に大きな違 いはないとわかります。

Q5.豪雨災害の、動物や生態系への被害を知っていましたか?

7割以上の人が知らないと回答しており、動物に関する被害に関する問題はまだまだ知れ渡っていないということがわかります。先ほどの質問からわかったように、ほとんどの人がテレビやネットニュースから情報を得ているので、メディアを通して動物の被害に関する問題について報道することが認識を増 やす近道になるのではないでしょうか。

Q5で知っていたと答えた人への質問

何の動物についての被害を知りましたか?

魚などの水の近くで暮らす生物の現状に関しては知っている人が多いということがわかりました。しかし家畜などの動物の被害を知っている方は少ないという結果になりました。

豪雨災害はほとんどの人がテレビを見て知っているので、テレビで豪雨災害による生き物への被害が多く報道されるようにならないと、この問題を知る人は少ないままだと思います。 しかし、豪雨災害について知っている人もそうでない人も九州地方が最も雨が多い地域だと知っていたり、海外との比較でも自分たちの地域を最も深刻に見ているので、豪雨災害の重大さは認識している人が多いのではないかと感じました。 まだまだ豪雨について知らない方がいるという現状。 この現状を変えて、被害を減らしていくために私たちが出来ることはなんでしょうか?