災害時の生活は?

災害の基本

災害について

まず、災害についてお教えします。 災害とは自然現象や人為的な原因によって人命や社会生活に
被害が生じる事態のことを言います。 災害には2種類の災害があります。
1つ目は自然災害(天災)です。 地震、津波、洪水などがあります。
もう1つは人的災害(人災)です。工場火災・爆発、原発事故、有害物質の流出などがあります。      

災害の対策

自助 共助 公助

災害を対策にするにあたって3つの「助」があります。
自助、共助、公助です。
自助は自分自身や家族の安全を守ることです。日常的な災害に対する備えや災害時の対応を行います。
共助は隣人や親戚を助け合うことです。近所の助け合いや自主防災関連
などを行います。
公助は行政や関係機関(市役所、消防、警察など)法律や計画に基づいて実施することです。情報伝達機能の充実や自助への支援などを
言います。

災害が起きた時


自宅の場合
落ちてくるものや倒れてくるものに注意して机や身近なもので身を守り、 クッションやバックなどで頭部を守ることが重要です。
移動が可能ならテーブルの下など空洞となる場所に逃げ込むことが大事です。 強い揺れを感じたら、早く動くことが大切です。

外出している時


エレベーターの場合
全部の階のボタンを押して、一番早く止まった階で脱出しましょう。閉じ込められた場合、
非常用のインターホンなどを使って、外部との連絡を取ってください。
運転中の場合(一般道)
ハザードランプを点灯して徐々にスピードを落とし、道路の左側に停車して揺れが収まるのを待ちます。 車から出たり離れたりする際は
緊急車両の通行の邪魔にならないように車の鍵をつけたままにしてください。 車に乗ってる時、急ブレーキ、
急ハンドルは危険なのでやめてください。

避難場所や避難ルートの確認


東日本大震災を教訓に災害対策基本法が改正され、発災した際にまず避難する「指定緊急避難所」 と、避難生活を送る「指定避難所」を
指定することが定められました。
指定緊急避難所
災害の危険から命を守るために緊急的に避難する場所です。災害の種類ごとに指定されており 土砂災害においては頑丈な建築物、
地震などでは学校のグラウンドや駐車場などを避難場所として使われます。
指定避難所
避難した住民が災害の危険がなくなるまで、必要な期間の間滞在すること、また災害により自宅に帰れなくなった住民が一時的に
滞在することを想定した施設のことをいいます。 学校や体育館、公民館などの公共施設も使われます。