地震の基本
まず、海の下では新しいプレートが生まれ、 年間数cmの速さで広がって陸のプレートに押し寄せます。 海のプレートは陸のプレートより重いため、 その下に入り込みます。 そしてこの圧力によってプレートにひずみがたまり 、それが限界に達すると、亀裂が入ったり大きく動いたりします。 これが地震なのです。マグニチュードと震度
「マグニチュード」は、地震そのものの大きさ(規模)を表すものさしです。一方「震度」は、ある大きさの地震が起きた時のわたしたちが生活している場所での揺れの強さのことを表します。 マグニチュードと震度の関係は、例えば、マグニチュードの小さい地震でも震源からの距離が近いと地面は大きく揺れ、 「震度」は大きくなります。また、マグニチュードの大きい地震でも震源からの距離が遠いと地面はあまり揺れなく、「震度」は小さくなります。地震の大きさ
地震の大きさを表現する指標は主に2系統あり、それぞれいくつかの種類があります。 Mは指数関数、震度は非線形関数であり、数字の大きさと実際の物理量は比例関係ではない マグニチュード (M)は地震の規模すなわち断層の大きさ、あるいは地震の際に放出されるエネルギーの量を表す指標です。 震度階級(震度)は地表の各地点での揺れの大きさを表す指標です。 単に「ある地震の震度」という場合には、 その地震における全観測地点の最大震度をいいます。地震の被害
大きな地震はしばしば建造物を破壊して家財を散乱させ、火災、土砂災害などを引き起こし、人的被害をもたらす、典型的な自然災害の1つです。 震災時の生活物資を備蓄する、避難計画を立てるなど、災害に備える防災や災害を軽減する 減災の考え方から対策をとり、「いつ来てもいいように」備えるのが一般的です。 また、海域で発生する大規模な地震は津波を発生させ、震源から遠く揺れを感じなかったところにも 災害をもたらすことがある。そのため、学術的な研究などの目的に加えて、 津波の発生を速報する目的で、各国の行政機関や大学等によって地震の発生状況が日々監視されています。 1960年チリ地震以降、初めて太平洋全域の津波警報システムが整備され、 2004年のスマトラ島沖地震以降はその体制も大きく強化され、インド洋でも整備されています。地震発生のきっかけ
地盤や岩盤に溜まった応力の解放を促している引き金が何であるかはほとんどが謎のままになっていて、はっきりとした特定はなされておらず、様々な説が展開されています。 この引き金に関しては、相関性の比較により統計学的に相関を見出すことは可能であるが、それが因果関係であるかを同定するのは地震学的な研究に頼るもので、分野が少し異なります。地震の衣食住
衣真夏でも、長袖、長ズボンを着用しましょう。底が厚い靴、ヘルメットか防災頭巾、手袋やマスクも着用しましょう。
食
飲料水や食料品(カップ麺や缶詰、など)
住
屋外(公園や避難所)や屋内で安全が確保できる場所に避難しましょう。
