2023年7月16日に佼成学園中学高等学校で小学生向けのオープンスクールを行った。オープンスクールでは小学生が国語や算数(数学)、理科などの教科の体験授業を受講をしたり、学内生による部活動でのイベントなどが開催された。「情報」も体験授業の1つとして開講され、すぐに定員が埋まるほどの人気を博した。私たちは子どもたちに「情報」を教えたい！という思いもあって「情報」の体験授業のサポートをさせていただいた。

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「情報」ではビジュアル型プログラミングツールを使って配膳ロボットを色々な動作をさせるという授業を行った。例えば、配膳ロボットをまっすぐ走らせたり、黒い線のコース上で走る動作など自分たちでもコーディングすることが難しいと感じる内容を行っていた。特に配膳ロボットをコース上で走らせつつ、特定の場所で止まって配膳行為をすることは多くの小学生が苦戦していた。

配膳ロボットをコース上で動作させる

このように配膳ロボットで色々な動作を行う授業をしていたのだが、これには1つの重要なことを教えていたのだ。それは分解することである。プログラミングでは多くの要素を積み上げて構築するため、全体から見るととても難しいように見えるが、分解することで理解することが可能となる。この部分は私たちもなるほどと感じ、これからのプログラミング活動でも意識するようになった。正直、現代の小学生がこのような重要なことを学べるのは羨ましいと思った。

私たちは「情報」の授業のサポートをしていて感じたのは小学生が意外とプログラミングの知識が豊富なことだった。私たちはどのようにプログラムすれば良いのか分からない人や配膳ロボットを正常に動作させることができない人を中心にサポートしていたが、多くの人は難航することが無かった。さらに、一部の人は発光させたりと自分なりにプログラムして楽しんでいた。小学生が言われたことだけを行うだけでなく、自分なりに工夫して楽しんでいることに私たちは感心した。

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