型と演算子
その前に、プログラム上の文字や数字などの種類をまとめてみようか。
プログラムで文字や数字を扱うときには、型というものに種類分けする。代表的なものに以下の3つがある。
str型
英語で string の頭3文字をとっており、文字列を指す。文字として出力したい場合 ‘ ‘ をつける必要がある。(“ “ でもよい)
←画面には 256 と表示されるが、これは str型となっている。
int型
英語で integer の頭3文字をとっており、整数を指す。 仮に出力したい数値に ‘ ’ をつけると、文字列として処理されてしまう。
←出力値は整数のみとなる。
float型
float は日本語で小数を指すようにプログラミング用語でも小数を表す。
←整数のみの数は小数第一位までで表し、それ以上のものはそのまま出力する。
次は演算子についてだね。基本的に同じだから比較しながら一緒に覚えようか。
演算子
四則演算で使う記号を指す。
Python
除算(割り算)において、時にその割った商や余りがほしい時がある。その時には、
を使う。
また、累乗の時、 を使う。
共通テスト用プログラム表記・・・基本的にPythonと同じである。ただ、以下のように で表す。
この演算は数学と一緒で掛け算や割り算が優先されるよね?
もちろんだよ。数学や算数と同じように括弧 () も計算の優先対象だね。また、プラスの記号では足し算だけでなく文字列の結合もできるよ。
ちなみに、改行するときは2行にわたってかけば大丈夫だよ。さらに2行で書いたものを出力では1行にする方法もあるんだ。
どちらの方法も長いコードを書いて、途中で出力の確認をしたりするときに使えるね。
比較演算子
2つの式や値の比較で使用する記号を指す。上から順に、
①プログラミング上の記号②記号が表すもの③数学、算数上の記号
この比較演算子はこの後話す分岐文のところで重要になってくるよ。
いろいろとつながるものがありますね。