Androidのセキュリティ
S-01
前回・前々回はアカウントが乗っ取られるときの対策となっています。
ですが当然ながら対策だけすれば完璧なんてのはありません。

セキュリティに完璧がないように、必ず隙があります。
たとえに段階認証をしたからと言って、絶対に不正アクセスされないというのはあり得ません。

ですので、今回はもしもの事後を想定して
今回は不正アクセスが起きたら行う対応について考えていきましょう。
被害状況確認
まずはパスワード流出についてみていきましょう。
そこでは、実際に流出をしたかを確認する方法についてから始めていきましょう。

これは結構な方法がありますので順を追って紹介していきます。


1 Have I been Pwned.
email addressの箇所に自分のメールアドレスを入力し
を押すだけでパスワードが流出しているかを
確認することができます。
実際の画面


英語のサイトなのでわかりにくいかもしれないですが、
緑色の表示が出ればセーフ。
赤色が出たら流出している可能性があります。


1.5FireFox Monitor
先ほど紹介したHave I been Pwnedの
Mozillaバージョンのようなものです。


2ブラウザのオートフィル機能によるアラート

現在ほとんどのブラウザではオートフィル機能という、
パスワードを自動で記録してログインする際にパスワードを入力する手間をなくすといったものが
あります。 これらの機能を搭載したブラウザの中で、
特に一部のブラウザでは流出をアラートで知らせてくれる場合があります。
MicroSoft Edge などでは
機能を有効にすることでスキャンをしてくれます。

3 googleからの通知

言っておきますが、
フィッシングと間違えないように気をつけてください。
送信元のメールアドレスを確認することで見分けることができます。
通知が来たら、@より右側の部分がgoogleかで確認してください。

これは、Google側のパスワード漏洩リストに
メールアドレスがあったりした場合に送信されるらしいです。
この場合はパスワードチェックアップから漏洩しているパスワードを調べることができます。

番外 Google ダークウェブレポート

Googleのダークウェブレポート機能です。
厳密にはパスワードではありませんが、
個人情報の流出を確認するためのツールとして紹介させていただきます。
ダークウェブとは、一般的な手法を使って
アクセスすることができないWebです。

結構難しいですが、普段私たちが見ることができるWebは
表層Webなどとも呼ばれています。 一応ほかにも見えないWebがあります、
例えばGmailとかの検索では表示されないけど一般的なブラウザで見れるものを
ディープウェブと呼称します。
一方で特殊なブラウザを使用しないと見れないものがダークウェブです。

このダークウェブは通常のWebサイトよりもはるかに秘匿性が高く
その特性からか非合法なことが行われている場合もあるため、
どのような方法を用いてもダークウェブにアクセスすることは
非常に強く推奨できません。

さて、なぜダークウェブレポートという機能があるかといいますと、
ダークウェブでは個人情報が売買されることもあり
それらが流出しているかを調べることができるためです。
マルウェアで盗まれた情報や流出したパスワードはこういったところで売買され
犯罪や詐欺などに利用されていることを知るべきではあり、
なおかつ自分のデータが流出しているか確かめたいと思うのはごく自然なことです。

ですが、ダークウェブは遥かに危険です。 なので、このダークウェブレポートを使用することで
安全にダークウェブに個人情報が流出しているか
調査することができます。

方法としましては

Google Account のセキュリティタブから
ダークウェブレポートを押すことで使用できます。
私の場合は特に何も出ませんでしたが、
もしも流出が確認されたら、Googleの指示に従うことをお勧めします。

さて、番外も含めましたが、被害状況調査としてはこのような形になるでしょう。
これはフィッシング詐欺などに引っかかった際に役に立つでしょう。

これでもし、流出が確認できた場合は次なるアクションをとる必要があります。
それでは見ていきましょう。
流出後の対処
さて、流出が見つかった際に行うべきことは、
アカウント自体に先にログインしてパスワードを変えることです。

パスワードとメールアドレスがバレてしまってなおかつ、
二段階認証をしていなければ、
かなりたやすく不正アクセスされてしまいます。
当然ですが、アプリによる二段階認証を行っていたとしても早急に変えましょう。
では、相手に先にログインされたらどうするべきでしょうか?
たとえ、対象のアカウントが乗っ取られたとしても
メールアドレスはこちらにあります。
大半のサービスにはパスワードを忘れた際の処置があります。
この処置を使うことによりメールアドレスからの認証でパスワードを
変更することが可能です。

さて、もしもメールアドレスのあるアカウントを乗っ取られたら..ってのもありますよね?
この場合にはだいぶん危ない状況となります..。
特にメールのワンタイムパスワード系の二段階認証なんかだと突破されてしまいやすいですからね。

ですので、重要なアカウントには事前に端末アプリなどの
仮想上だけでない二段階認証を行うことが必要です。


と対応は以上となりますが、とにかく乗っ取られ場合は相手より先に
パスワードを変更するのが最も重要です。
当然ですが、もしも重要な情報が流出した場合や何らかの損害を負った場合は
国民生活センターや警察などに連絡することも重要です。


また、対処のためにほかの人への早い連絡なども被害を減らすために重要となります。

さて、これらを防ぎたいのであればやはり
前回の記事で解説したような多要素認証を使用することをお勧めします。
特にアプリでの2段階認証(多要素)はフィッシング詐欺などにも有効な手段のため、特にお勧めです。

これにていったんアカウントのセキュリティについての解説を終えます。ありがとうございました。 続いてはマルウェアに関する内容になるはずです。よろしくお願いします。
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