産業技術総合研究所つくばセンター
取材先
産業技術総合研究所 ゼロエミッション国際共同供給センター 首席研究員 人工光合成研究チーム長 佐山和弘さんにお話を伺いました。佐山さんは現在まで36年間ずっと人工光合成の研究を行ってきたそうです。取材内容
人工光合成そのものについての研究内容や人工光合成研究の意義を教えていただきました。背景として化石資源の枯渇が近づいていることがあり、地球エネルギー問題を解決することで人類の発展や平和に繋がるという意味があるそうです。その他にも光触媒について図を用いてわかりやすく説明していただきました。光触媒には防汚機能もあり、産総研の最寄り駅でもあるつくば駅の広場や東京駅八重洲口にも使われています。 佐山さんの研究ではレドックス媒体を用いる光触媒で電解ハイブリットシステムがあげられました。光触媒ー電解ハイブリッドシステムという水素をいつでも取り出すことができ、電解水圧が通常のものよりも低いものを考案されました。最後に佐山さんが最も伝えたいこととして「人類のエネルギー問題を解決するには太陽エネルギー変換システムは「芸術品」ではなく、単純な「日用品」にならなくてはいけない。」ということをおっしゃっていました。
足下も悪い中、快く取材を引き受けていただき本当にありがとうございました!