人工光合成を知らない方へ


このサイトのテーマ「人工光合成」と聞いて、ピンとくる方は少ないと思います。このページでは、人工光合成という言葉を知らない方でもわかる「人工光合成とは?」について説明していきます!


そもそも、人工光合成ってなに?

人工光合成とは、植物の葉緑体で行われる、太陽光と水と二酸化炭素から有機化合物を合成する「光合成」を人工的に再現することで、化石燃料に代わる新たなエネルギーを生み出す夢の技術です。 植物の「光合成」とは、植物の葉緑体という部分において、太陽光エネルギーの力で水が酸素に分解され、二酸化炭素が有機物に固定される反応です。


植物の光合成

植物の光合成を再現すべく、人工光合成では光触媒と太陽光エネルギーによって水を酸素と水素の混合気体に変化させ、分離膜によって混合気体から水素を分離させます。その後合成触媒を使って発生した水素と二酸化炭素を合成し、プラスチック等の原料となるオレフィンを生み出します。こうして、人工光合成は二酸化炭素を排出することなくエネルギーを生み出すのです。


日本の人工光合成の技術

人工光合成の技術は日本が最先端の研究を行っており、政府が2020年に掲げた「2050年までにカーボンニュートラルを実現させる」という目標を実現させるための技術として大きな期待が寄せられています。

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