
生態系は、長い期間をかけて食う、食われるといったことを繰り返し、絶妙なバランスのもとで成立しています。ここに外から生物が介入してくると、生態系のみならず、人間や、農林水産業まで、幅広くに渡って悪影響を与える場合があります。もちろんすべての外来生物が悪影響を及ぼすわけではなく、自然のバランスのなかに組み込まれ、
外来生物が侵入し、新たな場所で生活するには、餌を取ったり、葉っぱを茂らして生活の場を確保したりする必要があります。そのため、もともとその場所で生活していた在来の生物との間で競争が起こります。
例に、アメリカザリガニが生態系に与える影響を紹介します。アメリカザリガニは主に水生植物、水生昆虫、魚類、両生類に影響を及ぼしており、とある研究では、水面の95%を覆っていた水生植物が、アメリカザリガニが侵入した6年後には2%に低下したと報告されています。また、水生生物に関しても、その生物はもちろんその生物の餌や卵までもをたべてしまいます。そして、アメリカザリガニがその場所を占領してしまうことで、植物プランクトンが大量に発生してしまうなどの生態系の
たとえば、毒を持っている外来生物に噛まれたり、刺されたりする危険や、その生物に傷つけられることで感染症などに感染する 危険があります。
例に大阪府でのセアカゴケグモの被害を見てみると、一番多いときでは一年間で15人がセアカゴケグモに咬まれています。
外来生物の中には、畑を荒らしたり、漁業の対象になる生物を捕食したりして、私達の生活にも影響を与えるものもいます。
例にアライグマによる農作物被害額を見てみると、平成12年から被害額は段々と高くなり、令和5年では約4億8800万円にまで上っています。