

最初に肥料として活用する外来生物は、田んぼや水路などで大量に繁殖してしまっているスクミリンゴガイです。
肥料として使うのは、スクミリンゴガイの殻のみです。アメリカザリガニと同じく、身の部分を使ってしまうと土の中で腐って強烈な匂いを発してしまうので、殻だけにしました。殻だけを取り除いたら、天日干しして、よく乾燥させます。

乾燥させたら、吸収されやすくするために、すり鉢などを使って細かく砕きます。これで、肥料の完成です。


スクミリンゴガイの殻に肥料としての価値があるのかどうか、ハツカダイコンを使って調べました。
実験方法は何も使用していない土1.5リットルと、スクミリンゴガイの肥料をそれぞれ5g、10g、15gを混ぜた土を同じ種の数、23日間育てて、収穫したものの葉の大きさ、根の部分の大きさ、重さを測定して比べます。



23日間育てた結果です。左から、何もなし、スクミリンゴガイ5g、10g、15gです。




それぞれの葉の大きさ、根の部分の大きさ、重さの結果は以下のようになりました。

表からもわかる通り、何もなしと、スクミリンゴガイを混ぜたものではスクミリンゴガイのほうがよく成長しているとわかります。15gのものは残念ながら病気に感染してしまい、確かな記録を取ることは出来ませんでしたが、肥料の量を増やすことで、より成長を促進させることができると考えられます。以上の結果からから、スクミリンゴガイの殻には、作物の成長を促進させる効果があると考えられます。よって、スクミリンゴガイは肥料として価値があるとわかりました。