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 アナログで記録された音楽の代名詞のレコードは、音の振動を円盤(えんばん)樹脂(じゅし)に凹凸として記録してあるメディアです。世界で始めて実際に稼動したレコードを製作したのはあの有名なエジソンです。再生するときは、針を溝に当て、溝の振動を音に変換して音楽を流します。
  樹脂でできているため、静電気が発生し、埃を拾ってしまいます。この埃や傷がレコードの命取りになってしまうことが良くありました。また、カビも生えることもあります。レコードはとてもデリケートなメディアと言えます。
  録音時間は、SP盤は片面で4分〜5分、LP盤は片面24分、EP盤は片面4分30秒それぞれ録音することができます。両面記録できるので、実際は倍の時間を録音できます。
  針とレコードが接触しながら音を出すので、耐久性(たいきゅうせい)はあまりありません。最近では、非接触式のプレイヤーが発売されたそうです。
 
 
 
 デジタルで記録された音楽の代名詞CDは、非常に細かいくぼみで音楽データが記録されており、赤外線レーザーを使って読み取り音を再生するメディアです。このくぼみがあるかないかが、デジタルの1と0に該当することになります。1枚の大きさは直径12cmで約80分の音楽が記録できます。音楽CDは、サンプリング周波数44.1kHz、ビット深度16bit、チャンネル数2.0chステレオと規格が決まっているため、どんなプレイヤーでも音楽CDは再生することができる。CDの寿命は20年ほどだといわれていますが、外国産の安いメディアだと、もっと寿命は短くなります。CDを保存するときに、紫外線にさらすことの無いように保存すれば、長く保存できます。最近は、携帯音楽プレイヤーが台頭してきたので、衰退(すいたい)しつつあります。