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  CDの記録する規格は、「サンプリング周波数44.1kHz、ビット深度16bit、チャンネル数2.0chステレオ」と決まっています。そして、CDの容量は700MBになる。何分記録できるのかを計算してみよう。
   
 
  まず、サンプリング周波数について理解します。サンプリング周波数とは1秒間に何回音を記録するかと言うことです。すなわち、1Hzであれば1秒間に1回、1000Hzであれば1秒間に1000回ということです。増やせば増やすほど、滑らかな音になるが、人間が判断できないところまで分割する必要性は無いです。だから、44.1kHzとなっています。すなわち、
  44.1kHz = 44100Hz = 1秒間に44100回の音を記録していると言うことです。
       
 
  次に、ビット深度について。ビット深度とは、どれだけ音の情報を記録できるようにするかと言うことです。大きければ大きいほど、細かな音の違いについても記録できるようになります。16bitの深度があれば、ほとんどの音はカバーできます。ちなみに、bitという単位は、容量の単位としては一般的では無いので、2B(バイト)に変換しておきます。
※8bit=1B
       
 
  では、音楽CDは1秒でどれだけの容量が必要かというと、1秒間に44100回記録して、1回の記録に2B必要なのだから、44100Hz×2B=88200Bとなります。ステレオ(左右別)で記録するため、88200B×2=176400Bとなります。
       
 
 では、CD1枚700MBですので、700000000B(Mは10の6乗)÷176400B=3968秒となります。すなわち、単純計算で66分録音できることになります。ただ、1MB=1024KBと計算しなければいけなかったり、エラー訂正用のデータ等を加味しなければいけないので、実際は少し違う値になるが、大まかにはこのように計算します。