トップ/体温計
 
 
 
 主に、熱が出たときに体温確認のために使用するもので、32℃から42℃まで人の体温を測り、それを数値によって示すことができる機械です。どうして42℃までと決まっているかというと、人の体温はそれ以上あがってしまうことはないからです。もしあがってしまったら、体温を測っている場合ではないので(生命の危機に瀕した状態だから)、測れる最大温度は、42℃までなのです。体温計を、主に測るのはわきの下が多いです。なんでかというと、肌は、外気からの温度を受けやすく、まわりにあわせて温度がかわってしまいます。ですが、わきだったら、体内に近く、外気からの影響が少ないのでわきで体温を図ることが多いのです。
 
 
  いまでは電子体温計が多く使われていますが、一番最初に開発された体温計は“水銀式体温計”です。1883年に柏木幸助によって作られました。液体や気体の熱膨張によって測定し、刻印されている目盛りから体温を読み取るもののことを指します。この体温計で使用されている水銀は、気化した蒸気を吸い込むと身体に悪影響を及ぼすので注意する必要があります。
 
  サーミスタや赤外線検知回路を組み込んだ電子回路に測定されるもので、体温計の表示部分が、液晶ディスプレイで表示され読み取るもののことを指します。動作させるために、ボタン電池・乾電池などを用いります。
 
 医療用と家庭用での区別はありませんが、家族内で使われる家庭用のものと違い、医療機関では、不特定多数の患者さんを測定するので、衛生面から消毒が必要になります。消毒でもはさむ先端部分だけではなく、体温計全体を消毒液全体に浸ける場合もあるため防水処理が施されたものが必要です。