エンジン、過給機を紹介しましたが、
多少仕組みが分かったでしょうか?
我々は、最近数が増え続けているハイブリッド車に注目しました。
ハイブリッドは、電気モーターとエンジンを使って動き、
停止するときに失われるパワーを発電に利用して、
バッテリーに貯蓄し、低速時に電気モーターを動かします。
なのでガソリンエンジンを使用する時間が通常のガソリンエンジンより少ないので、
燃費が向上し、CO2の排出も少なくなり環境も良くなると言われています。
なぜハイブリッドに注目したというと、2013年の夏、
FerrariからLaFerrari、McRalenからP1という電気モーターとハイパワーエンジンを使った、
ハイブリッドシステムを採用したスーパーカーが発表され、現在販売をしているからです。
ハイブリッドカーは小型なエコカーなどのおとなしい車だけだと思っていませんか?
(著作者:Clément Bucco-Lechat)
(著作者:Norbert Aepli, Switzerland)
”エンジン”で述べたように、電気モーターは起動したときから推す力、
即ちトルクが最大値なために、加速に向いています。
高速域はエンジンに任せて低速からの加速に電気モーターを使うという、
理想的で環境を考えた、まさに未来への第一歩のような車です。
この2台のスーパーカーは1億程度の高価な車なので、広く使われていくのはまだまだ後の話ですが、
ほとんどのスポーツカー、スーパーカーはこのような仕組みになっていくと予想しています。
更に、2013年秋、Porsche 918 spyderというハイブリッドのスーパーカーが、
ほとんどのスポーツタイプの市販車が走ってタイムを出して競っている、
”ニュルブルクリンク”で、すべての車の中で第3位を獲得しました。ガソリン車を超えたのです。
そしてなんとこの918、燃費が30km/Lを実現しています。あのプリウスに近いのです。
(著作者:cmonville)
これでハイブリッドカーの走行性能が、ガソリン車と同等かそれ以上だと証明できました。