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肺の病気と薬  肺癌  肺炎
 肺癌   難易度:★★★★☆
 ■肺癌とは?  
 肺癌とは、肺に発生する癌のことを指します。
それらの肺癌もその性質・悪性度などを考えて、以下のように分類されています。
組織型 特徴
非小細胞肺癌 腺癌(せんがん)
  • 肺癌の中で最も頻度が高い
  • 女性に多い
  • 肺の末梢部分に出やすく症状が出にくい
扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)
  • 男性に多い
  • 喫煙との関係がある
  • 気管支などの中枢部分に出やすく症状が出やすい
大細胞癌
  • 頻度が低い
  • 肺の末梢部分に出る
  • 進行が早い
小細胞肺癌
  • 小型の細胞から成る
  • 肺癌の中で最も治療が難しい
  • 男性に多い
  • 喫煙と関係がある
肺癌は咳や(たん)といった風邪と似た症状が多いので発見が遅くなりがちです。「おかしいな...」と感じたら、直ぐ病院などに行くようにしましょう。
■症 状
肺癌の主な症状として以下のものが挙げられます。
・咳
・痰が出る
・胸の痛み
■治 療
肺癌の治療方法は組織型でも異なるので、ここでは代表として「ゲフィチニブ」を紹介します。
治療方法 ゲフィチニブ
使い方 経口
仕組み (がん)細胞が増殖するのに必要な信号をこの薬が遮断(しゃだん)することで、癌細胞の増殖を防ぎます。
さらに詳しく
副作用 発疹(ほっしん)・下痢・吐き気・爪の障害・肝臓の機能の障害・急性肺障害・スティーブンス ジョンソン症候群など・・・

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 肺炎  難易度:★★★★☆
肺炎とは、何らかの原因で肺が炎症を起こすことを言います。
肺炎は原因で以下の様に大きく分類することができます。
感染性肺炎 「マイコプラズマ肺炎」などが当てはまります。
機械的肺炎 誤って食物などが肺に入ると起こります。
薬剤性肺炎 薬の副作用などで起こります。
その他
 ■症 状
 肺炎の主な症状として以下のようなものが挙げられます。
・発熱(せき)
(たん) 
・呼吸困難
 また、これらの症状も徐々に現れることがあります。
 ■治療
今回は、最近流行したマイコプラズマ肺炎によく効く「クラリスロマイシン」を紹介します。
成分名 クラリスロマイシン
使い方 経口
仕組み 肺炎の原因となっている細菌の中にあるリボゾームが細胞の増殖に必要なタンパク質を作ることができないようすることで、細菌の増殖を防ぎます。
さらに詳しく
副作用 腹痛・下痢・吐き気・おなかの不快感・発疹・血小板の減少・出血性大腸炎など・・・
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