薬害を知る

薬害問題の事例
 過去に起きた薬害の事例です。今後、このような被害が起こらない社会を作るために私達も薬害についての知識を深めましょう。
サリドマイド
薬害事件


【被害者】
 約1000人
サリドマイドは1957年にドイツの会社から睡眠薬や胃腸薬として販売され、日本でも「妊婦や小児でも安心して飲める薬」として販売されました。しかし、妊婦が服用することによって胎児に奇形を生じ、ドイツでは販売中止・回収となりました。日本で販売中止となったのは警告後10カ月も経ってからで、被害が拡大しました。
薬害エイズ事件

【被害者】
約1400人以上
1980年代、血友病の治療として使われていた非加熱血液製剤の中に、エイズを引き起こすHIVが混入していたため、世界各地で多くの感染が報告されました。製薬会社は薬の危険性を知りながら販売を続け、国はHIV感染防止の有効な対策を取らなかったことで被害が拡大しました。日本では少なくとも500人が死亡したとされています。
薬害肝炎

【被害者】
約10000万人
止血剤として使われたフィブリノゲン血液製剤にC型肝炎ウイルスが混入しており、これを患者に投与したことにより肝炎患者を生み出した事件です。製薬企業の責任は重く、この事件で約1万人が肝炎に感染したと推計されています。
クロロキンによる網膜症

【被害者】
1000人以上
抗マラリア剤の一つで、日本では慢性腎炎の薬としても販売されました。クロロキンを長期にわたって投与すると、視野が狭くなるクロロキン網膜症が発生しました。治療法が無く、薬の服用を中止しても視覚障害が進行します。アメリカで警告があった後も当時の厚生省が情報公開や製薬会社に対する指導などの適切な対応を取らなかったため被害は拡大しました。
男の子

薬害により過去に多くの悲惨な被害が起きました。このような薬害が起こらない社会を目指すためには薬に関わる、国、製薬会社、医療従事者、使用者である私たち国民が情報を共有し、それぞれの役割を果たさなければなりません。
薬害が起こらない社会を作るために
薬害を起こさない社会とは
私たちの役割とは
薬を使用後に異常があれば医療従事者に報告する。
そのためには…
【知 る】 自分の病気や使う薬に関心を持ち、知識を得る。
国や製薬会社、医療機関の役割や行動をチェックする。  
【守 る】 薬の正しい使い方を知り、決まりを守る。
【伝える】 病気の症状をきちんと伝える。
薬を使って異常が出たら、医療従事者に伝える。
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