吉野家
吉野家は現在、アメリカ、中国、台湾、シンガポール、フィリピン、インドネシア、タイへ進出しています。
現地では、「牛丼」というメニューは必ず販売していますが、現地の食文化に合わせるために、独自で開発されたメニューも販売されています。また、「牛丼」の商品名は各地で異なっており、例えばアメリカでは「Beef Bowl」と表記されています。
ちなみに中国の一部地域では「牛丼」がそのまま使用されています。
CoCo壱番屋
今日、CoCo壱番屋はタイで人気沸騰の店となっています。
日本での標準的な値段はおよそ600円ですが、タイの平均年収は日本の1/4から1/5程であるため、日本でいうとカレーに3000円も払うイメージになります。
そこでCoCo壱番屋は方向性を「高級志向」にすることで、ブランド化に成功しました。
カレーの味は変えず、タイでの価格も日本とほぼ同じ200バーツ(600円程)に設定されています。
しかし、高級感のある内装や一等地のデパートに店を構えることなどによって「日本の高級カレー店」というイメージを定着させました。
CoCo壱番屋でデートやビジネス商談が行われるのも、タイでは珍しくありません。
大戸屋
大戸屋はニューヨーク、タイ、香港、上海、台湾、インドネシア、シンガポールに進出していて、特にアジアでは高級和食チェーン店としての地位を確立しています。
値段は少し高めですが、「正統派の日本食レストラン」や「伝統的な日本食だ」など、日本の「庶民の味」がそのまま提供されているところが評判となり、連日行列をなしています。
特に海外では中国人や韓国人経営の「なんちゃって日本食レストラン」が多いため、本物の日本食を求めて大戸屋を訪れる外国人も少なくありません。
日本のメニューそのものを提供することで、「ここならば本物の日本食が食べられる」という安心感を与えていることが、大戸屋が海外で人気である理由の一つだといえるでしょう。
丸亀製麺
丸亀製麺は、ベトナム、タイ、インドネシア、韓国、中国、香港、台湾、ロシア、オーストラリア、ハワイといったように、世界中に幅広く進出しています。
このように丸亀製麺が海外進出できた理由には、
麺、つゆの美味しさ
リーズナブルな価格設定、手軽さ
自由に選択する注文スタイル
製造工程が見える安心感
などが挙げられます。
丸亀製麺は「早い、安い、美味い」ということで、日本だけでなく海外でも大人気の店となっています。