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作成のすゝめ

鉛筆の作り方

このページではFreeCADを使って鉛筆の3Dモデルを作成していきます。
最初に今回作る鉛筆の完成形をお見せします。 画像
鉛筆は様々な基本の動作を使うので、初めて3Dモデルを作成する方におすすめです。

では、スケッチを作成していきます。
画面左側にあるスケッチを作成を選び、スケッチを作る平面を選択します。
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今回はXY平面を選択します。

少し論点がずれますがここでFreeCADを使う上で必要になる立体的な操作について説明します。
マウスの左クリックを選択といいます。
マウスホイール(マウス中央にあるボタン)を押したままマウスを動かすと 操作中の平面に沿って平行移動します。
マウスホイールを上下に操作すると拡大、縮小ができます。
マウスホイールを押したまま左クリックをすると クリックした点を中心に立体的に回転します。

続いてこのような六角形を作ります。
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右に移動させたツールの上から5番目のポリライン作成を使います。
ここで線の終点を始点に重ねて置くことを忘れないでください。

次に辺の長さを固定します。
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6辺を全て5mmに固定します。

続いて隣り合う2辺を選択し、その間の角度を120度に固定します。
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こちらは時計回りに3か所固定すれば十分です。

ここからは六角形の位置を固定します。
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図示されている2点とY軸を選択し同じく図示されているツールを選択します。
これによって2点の中間にY軸が固定されます。
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図示されている点とX軸を選択しツールを選択します。
これで選択した点を選択した線上に固定できます。

スケッチが完全拘束されたらcloseを押し、押し出しを選択します。
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丸を付けた部分の数値を150に変更し、OKを押します。
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このようになればひとまず完成です。

続いて、鉛筆の先を削っていきます。
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スケッチを作成を選択し、XZ平面を選択します。
まずは図のように三角形を作ります。
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続いて横の辺を6mmに、縦の辺を21mmに固定し、その間の角度を直角にします。
その後、図示してあるツールを用いて三角形の下端とX軸の距離を130mmに固定します。
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図示された点をZ軸上に固定し、完全拘束になればcloseを選択します。

今度はここで回転体を選択し、OKを押します。
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すると、このようになるので図示された部分を選択しPartを選択します。
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図示してあるツールを選択し画面左で差集合を選択し、
左の空欄はPADを、右はREVORUTIONを選択し、applyを選択します。
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このようになれば成功です。

いよいよ最後の工程は鉛筆に消しゴムを取り付ける作業です
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鉛筆の背面を選択し、スケッチを作成します。
まずは消しゴムの大きさを確定させます。
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図示されたツールを用いて鉛筆の背面に円を作ります。
これに関しては鉛筆に収まるサイズならば寸法は問いません。
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その後、円の中心とX軸Y軸の交点とを図示したツールで重ねます
その後押し出しを選択し、消しゴムの本体を作ります。
ここでもサイズの指定はありません。
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最後に消しゴムの縁を選択、フィレットを選択します。
これもサイズはお好みです。
自分の気に入った角度にしてください
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これにて鉛筆は完成です。

鉛筆の作り方の動画

ここまでの操作方法を動画にしています。参考にしてください。

iphoneでは再生できません

上達すると・・・

これで鉛筆の作り方についての説明は終わりますが最後に 私たちのチームメンバーが作成した3Dモデルも載せておきます。
上達すればこんなものもつくれるようになります。
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クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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