カメには、色々な種類がいます。その中で日本にもとからいたカメはイシガメです。クサガメも日本のカメと言われていますが、朝鮮半島から人為的に輸入されたと考えられています。ミシシッピアカミミガメはアメリカ合衆国から輸入され、ペットとして飼われて全国に広まりました。そして飼育者が捨てたり、逃がしてしまったりして全国で繁殖しました。
・ミシシッピアカミミガメ
甲羅の長さは最大28cmで、メスの方が大型になります。甲羅の色は淡緑色から濃緑色で、黄色く細い複雑な筋模様がはいっています。腹には甲板ごとに大型の暗色斑が入り、斑紋がつながる個体もいます。
流れの緩やかな河川、湖、池沼などに生息し、底が柔らかく水生植物が繁茂し、水深のある流水域や止水域を好みます。また、日光浴を行うことを好みます。冬季になると、冬眠します。
食性は植物食傾向の強い雑食性で、植物の葉、花、果実、水草、藻類、魚類、カエル、ヘビ、鳥類、昆虫、クモ、甲殻類、巻貝、二枚貝、ミミズ、動物の死骸などやほかのカメの卵も食べます。幼体は動物食傾向が強いですが、成長に伴い植物食傾向が強くなります。