発電所の種類

  1. 原子力発電と火力発電などの違い
  2. 原子炉の仕組みの違い
  3. 沸騰水型軽水炉
  4. 加圧水型軽水炉
  5. 新型転換炉
  6. 高速増殖炉
  7. プラントの中での核分裂の様子

プラントの中での核分裂の様子

  1. 軽水炉での核分裂の様子
  2. 高速増殖炉での核分裂の様子

軽水炉

軽水炉・図解
中性子中性子 ウラン235ウラン235 ウラン238ウラン238 プルトニウム239プルトニウム239 核分裂生成物質核分裂生成物質

 低速で飛んできた中性子がウラン235にぶつかります。そして中性子を吸収してウラン235は核分裂をおこし、ウラン236となります。さらに時間がたつと中性子二つとマイナーアクチニドという核分裂生成物質を出します。新たに出された低速の中性子はウラン235かウラン238にぶつかります。この時ウラン235にあたり、核分裂が再び起きる事を連鎖反応といいます。ウラン235にあたった中性子は再び核分裂を引き起こし、ウラン238にあたった中性子は低速のために吸収して連鎖反応は起きません。しかしウラン238はウラン239となり二回のベータ崩壊を経て、プルトニウム239になります。

高速増殖炉

高速増殖炉・図解
中性子中性子 ウラン235ウラン235 ウラン238ウラン238 プルトニウム239プルトニウム239 核分裂生成物質核分裂生成物質

 高速で飛んできた中性子はウラン235かプルトニウム239にぶつかります。そして中性子を吸収して核分裂を起こします。その際に中性子三つとマイナーアクチニドという核分裂生成物質を出します。新たに出てきた中性子はウラン235かプルトニウム239またはウラン238にぶつかります。前二つの場合は核分裂を引き起こし、ウラン238にぶつかった場合は2回のベータ崩壊を経てプルトニウム239になります。軽水炉と違って高速の中性子なのでウラン238は必ずベータ崩壊を起こしプルトニウム239になるのです。

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