by 山下正人
一般的に家庭から出る科学製品は乾電池や塗料、殺虫剤などで産業廃棄物が出ることはありません。しかしこれらは十分危険廃棄物とみなされます。
乾電池は無水銀でも破裂や薬品もれがあると大変危険です。日本でも大体家庭から出る危険廃棄物はアメリカと同じなのでベイエリア編で詳しく書いてあります。
一般家庭からはまず出ない産業廃棄物は処理工場に出します。日本で産業廃物の処理業者は約6万社、そのほとんどは収集運搬業者で、実際に処分を行っている処理工場は日本では非常に少ない。やはり一番大事なのは危険廃棄物をなるべく出さないことと薬品類は完全に使い切ることです。
化学系廃棄物の処理工場もさらに数が少なく、処理するにも資金が多く必要になります。化学系のゴミは燃やしたり埋めたりしただけでは絶対に解決できません。化学系の廃棄物は化学的に処理をします。有害な化学物は水に溶けない化合物に変えたり、鉱物と同じ成分に変えて土に埋めます。
病院などから出る感染系廃棄物は高温処理で有害なウイルスやバクテリアを死滅させてから処分します。可燃性は工場で燃やしてしまいます。ただ、爆発しないようにと、有害なガスを出さないようにする技術が必要になります。
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