ごみを焼却しないアメリカでは、生ごみもそのまま埋め立て地に捨ててしまいます。
多くの人は、台所で出た生ごみをディスポーザーで流してしまいます。ディスポーザーは、生ゴミを細かく砕き、水といっしょに流せるようにする装置で、台所の流し台排水口に取り付けられています。
(写真提供
: In-Sink-Erator社)
サンフランシスコでは、一年に約670,000トンのごみが埋め立て地に捨てられています。そのうちの13%が食べ残しや余った食べ物から出る生ごみです。
生ごみから出るバクテリアは、分解された家庭排水より100倍も強い酸性抽出液や発ガン性物質を生み、地中に染み込んで地下水を汚してしまいます。
そして、生ごみなどの湿った廃棄物の焼却は、処理温度が低くなるためダイオキシンなどの有害物質を発生してしまいますが、アメリカではそういう心配をしなくてすみます。ディスポーザーから流されたごみは、下水処理場で乾燥させ、有機肥料にすることができます。
これは、生ごみを肥料化し、大地に返すというリサイクルです。ディスポーザーは生ごみの量を埋め立て地からなくし、少しでも地球環境を安全にすることができます。
しかし、すべての生ごみをディスポーザーに流すことはできません。果物の芯や、硬いをディスポーザーに流すと、ディスポーザーが壊れてしまいます。何でもディスポーザーに流せる訳でもありません。
(写真は、サンフランシスコ郊外のゴミ捨て場
Norcal Waste Systems, Inc.提供)
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