コーヒーを実際に育て、栽培している農家の人々に注目してみましょう。
コーヒーは世界の様々な国で親しまれ、1日に約20億杯飲まれています。 そして約60ヶ国に約1億2500万のコーヒー農場経営者がいます。 さて、私たちが一杯約300円の円のコーヒーを飲んだときに、生産者の利益は、いくらぐらいだと思う?
100円くらい、かなあ...?
なつきさん...ぜんっぜん違います!! 生産者の利益は、約3~7円にしかならないのです... 生産者に届かないお金は企業などへ…
コーヒー生産者はとても過酷な労働環境におかれています。 生産国の多くは経済的にみると不安定な発展途上国であり、それらの国からコーヒー市場を支配する大手グローバル企業らが低い代価でコーヒーを買い取り 世界に売り込むことで莫大な利益を得る仕組みとなっています。 そのせいでコーヒー農家は充分な利益を得ることができず、困窮し、倒産に追い込まれることになります。 倒産に追い込まれると、収入がなくなり、家族に基本的な治療や 教育をうけさせることができなくなります。 このような状況に陥る人は少なくありません。 これらは小さなことではなく、大きな社会問題なのです。
この映画をみました。 私の中での一番の衝撃は、「僕はコーヒー農家にはならない」という一言でした。 安すぎるコーヒーでは家族は養うことができないからだという理由で。 コーヒーをつくる生産者にあまりにも利益が戻ってきていなさ過ぎて、おかしいと思わない人はいないはずです。 そしてその価格は、消費国の市場で決まっています。不平等。 この映画の予告編を見るだけでも、きっと何か思うことはあるでしょう。 あなたはなにを思いましたか? そして本編をみることを強くおすすめします。
先進国の企業などから、コーヒー生産者への支払われる対価は低く、十分な利益が得られないこともあり、貧困状態で暮らしている人も少なくありません。 そして、子供まで働かざるを得なくなるのです。