仮想通貨の様々な形態

元祖仮想通貨とも言えるビットコインは、2009年に運用が開始されました。
仮想通貨という概念が出来上がってからまだ10年も経っていないにもかかわらず、仮想通貨は大幅な発展を遂げて来ました。
その過程でビットコインに次ぐ新たな仮想通貨がいくつも現れました。
ここでは、その中で主要な通貨や、特徴的な通貨を幾つか紹介していきます。

Ethereum


Ethereum(イーサリアム)は2014年に運用が開始された仮想通貨です。
アルトコイン(ビットコインではない仮想通貨)としては最も有名で、時価総額がビットコインに次ぎ、二番目に高い仮想通貨となっています。
Ethereumの特徴は、取引において、金額の送受信の情報だけでなく、 契約の内容を往路グラムとして記録することが出来る事にあります。
これによって、インターネット上で電子書籍や音楽データなど、やり取りを簡単に行う事ができるようになるのです。この仕組をスマートコントラクトと呼びます。



Peercoin


Peercoin(ピアコイン)は2012年に運用が開始された仮想通貨です。
PeercoinはBitcoinやEthereumと比べるとそこまで有名ではありませんが、特徴としてProof of Stakeという制度を取り入れています。
bitcoinで採用されているProof of work システムは、価値を保持するために大量のコンピュータによる計算を必要とするため、運用に多くのエネルギーを使わなければならないという欠点があります。
Proof of Stakeは、「仮想通貨を多く持っていれば持っているほど、仮想通貨の価値が下がると困るので、自ら不正をして通貨の価値が下がる行為はしないだろう」という考えの下で、
仮想通貨の保持数が多い人がブロックチェーンを繋ぎやすくなるというシステムです。
この技術はブロックチェーンの維持にかかるエネルギーが少なくなり、利用者が増大していくと、Proof of work よりも優秀な制度になるだろうと考えられ、注目されています。
Peercoinは現在、Proof of workとProof of Stakeを組み合わせた制度を利用して仮想通貨の運用をしています



Monacoin


Monacoin(モナーコイン)は2013年に運用が開始された日本産の仮想通貨です。
匿名掲示板でつくられたキャラクターである「モナー」をモチーフに作られた仮想通貨は、寄付や投げ銭、神社の建立に使われるなど、ユーザーによって独特な使い方がされています。
世界的な知名度はそれほど高くない一方で、日本では利用可能な店舗も多く、一定のコミュニティで定着している仮想通貨です。