気象
雨のこと

雨ここでは、雨粒が生まれて成長していく様子を説明します。

小さな雲粒から雨粒が生まれるには、雲粒同士がくっつく必要がある。雲粒の大きさは図のように多少違う。一般に大きい雲粒の方が小さい雲粒より落ちる速度が速い。この大きな雲粒が小さな雲粒を次々に吸収してゆき、ついには大きな雨粒となって地上へ落ちてきます。
このような、出来かたの雨を暖かい雨と呼ばれ主に暖かい熱帯地方でみられます。

一方、上空が寒く雲粒が凍ってしまうことがあります。この場合、表より氷面に対する飽和水蒸気量は、過冷却水面に対する飽和水蒸気量より小さいので、凍った雲粒の方に水蒸気がくっつき雨粒大に大きくなります。この凍った雨粒(氷晶と呼ぶ)が落ちる間に解けて雨となって落ちてきます。これを冷たい雨と呼びます。

地上の気温が低いなどの原因で、この凍った雨粒が解けないで落ちてくるとき雪となります。

 

 

 

 

 

 

 

雨粒の大きさ

 

飽和水蒸気量

水面に対する飽和水蒸気量
g/m3
40
51.2
30
42.43
20
23.37
10
12.28
6
7.27
2
5.56
0
4.85
過冷却水面に対する飽和水蒸気量
g/m
氷面に対する飽和水蒸気量
g/m3
0
4.85
4.85
-2
4.22
4.14
-6
3.17
3.00
-10
2.36
2.14
-20
1.07
0.892
-30
存在せず
0.340

一般気象学 小倉義光 東京大学出版会 p59 より引用

啓林館 中学理科 2下 p14 参照・確認



 

       
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