前線
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海の上や陸の上にしばらくあった空気は、地上からの影響を受けて異なった性質を持つようになります。 例えば、海の上にあった空気は海からの水蒸気で湿った空気になります。陸の上にあった空気は乾燥した空気になります。 このような特別な性質を持った空気の固まりのことを気団と呼びます。詳しくは次の前線Advancedをご覧ください。 この異なった性質を持った空気同士がぶつかったときに前線が作られます。この下に前線の種類を乗せておきます。 温暖前線では、冷たい空気の上に暖かい空気が乗り上がっています。乗り上がった暖かい空気はゆるやかに上昇して広い範囲に雲を作ります。作られた雲の中で、乱層雲という雲は広い範囲で弱い雨を降らせます。温暖前線が通り過ぎたあとには、暖かい空気がやってくるので地上の気温は上がります。 雲へ
寒冷前線では、暖かい空気の下に冷たい空気が潜り込んでいます。冷たい空気が下に潜り込んだ分、暖かい空気は急激に押し上げられて背の高い積乱雲を作り激しい雨を降らせます。寒冷前線が通り過ぎたあとには、冷たい空気がやってくるので地上の気温は下がります。 雲へ
閉塞前線では、冷たい空気にさらに冷たい空気が潜り込んでいます。冷たい空気は押し上げられて雲を作り雨を降らせます。 低気圧へ
停滞前線では、冷たい空気と暖かい空気が正面からぶつかり合っています。冷たい空気と暖かい空気の相手を押す力の強さが同じ程度なので、前線はなかなか移動しません。そのため長い期間(数週間)にわたって雨が降り続きます。梅雨や秋雨はこの停滞前線によって起こります。 |
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