夏から秋にかけて、台風が日本列島へやってきます。 台風がやってくると強い風が吹き、大量の雨が降ります。台風は、日本列島に水の恵みをもたらしますが、同時に土砂崩れなどの自然災害も発生させます。

台風は低気圧の一種です。台風は、赤道の近くで発生する熱帯低気圧と呼ばれる低気圧の一種のうち、低気圧の中心付近の最大風速が17.２ｍ以上になったものです。

低気圧の種類については低気圧へ

台風は巨大な積乱雲の塊ですが、発達した台風の中心部には雲のない目があります。台風の中心では、空気の非常に速く回転しているため、その遠心力によって雲が外へはじき出されてしまいます。そのため雲のない目が出きるのです。

熱帯低気圧は、温帯低気圧と違って、前線を伴いません。熱帯低気圧の等圧線は中心から同心円状に丸くなります。右図

世界各地で熱帯低気圧が発生していますが、地域ごとに違った名前が付いています。図

　

　

沖縄に近づく台風の宇宙からの写真。気象衛星NOAA

台風の目