気象

低気圧
 

低気圧低気圧が日本の近くにやってくると雨が降ります。低気圧は巨大な雲のかたまりです。

低気圧は中心へ行くほど気圧が低くなっています。低気圧の中心付近では図のブルーの矢印のように、ように風が地上から空の上の方へ吸い上げられています。周りの空気は、図の赤い矢印のように、低気圧の中心に向かって反時計回り(左回り)で吹き込んできます。

風が反時計回りに吹き出すのは、まっすぐ吹き出した風がコリオリの力によって、進行方向右側に曲げられたためです。

コリオリの力については風のこと

たいていの場合、空の上より地上の方が気圧が高くなっています。地上の気圧の高い所にあった空気が空の上の気圧が低いところに吸い上げられると、空気は冷えて雲が出来ます。空気は気圧が低くなると冷たくなります。
空気が冷たくなったときには雲が出来て雨が降ります。
そのため低気圧の周辺では雨が降って天気が悪くなります。

高気圧 

気圧、空気が冷たくなることについては
雲のこと


次に低気圧(温帯低気圧)がやって来たときにみられる代表的な雲と低気圧の関係。暖かい空気と冷たい空気の位置関係を下の図に示します。Netscapeを使用している場合は画像に触れてください。

 

 

低気圧


イギリス上空の低気圧による時計回りの雲
イギリス上空の低気圧による時計回り(右回り)の雲です。低気圧に吹く風が反時計回りであることが分かります。

 

水蒸気
低気圧の周りの水蒸気を赤い色で表しています 。
雲
低気圧の周りの雲の画像です。
低気圧の周りに水蒸気が集まっていることと、雲が発生している部分と水蒸気のある部分が重なっていることが分かります。

 



 

»偏西風の蛇行を表示します。ここに触れてください。

偏西風が下に落ち込んでいるところを気圧の谷、上へ上がっているところを気圧の尾根と呼びます。気圧の谷から尾根にかけての部分では、上昇気流が生まれ低気圧が発生します。

»低気圧付近の暖気と寒気を表示します。ここに触れてください。

寒気と暖気が触れ合い、暖気が上方へ上がっている部分に雲が多く作られます。
寒気と暖気の境目を地上に降ろした位置が
前線の位置です。

»低気圧の中心と等圧線を表示します。 ここに触れてください。

低気圧の直径は2000kmほどの大きさです。低気圧の中心に向かうほど気圧が下がってゆきます。

 

       
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