風のこと
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台風が近くにやってきた時には、強い風が吹きます。地球上で観測された最も強い風は1934年4月にアメリカMount Washingtonで観測された372 km/hです。新幹線以上のスピードです。 風は、周辺の空気が動くことによって起こります。空気を動かすには力がいります。もし、あなたが風を起こそうとすれば、うちわで扇いで周りの空気を動かさなくてはいけません。
それは、気圧の差です。同じ高度で比べた気圧に差があるところでは、気圧の高い方から低い方へ向かって空気を動かそうとする力が働きます。
図のように、空気も気圧の高い方から低い方へ流れます。そのため、空気の流れである風も気圧の高い方から低い方へ吹きます。
風の強さ テレビや新聞の天気予報で、よく日本の地図の上に線が書いてあるものを見かけます。この線は等圧線と呼ばれています。名前にも現れているように、この線は気圧が等しい地点を線で結んだものです。 前に説明したように、風は気圧の高い方から低い方へ吹きますので、
コリオリの力(転向力) 地球上で吹く風は、地球が自転しているために進む方向が変わります。例えば、北へ吹いている風は地球の自転によって東の方へ曲げられてしまいます。この現象を起こす原因をコリオリの力と呼びます。詳しくは、次の風のこと
Advancedをご覧ください。 ※この部分の記述が、2003/2/21までの間、「西の方へ曲げられる」と誤って記載されていました。上記のように訂正いたしました。大変なご迷惑をおかけしました。担当:さかい@雲つか
この力によって、風は進行方向の右側へ曲がって進みます。その結果、風は等圧線と平行な方向に吹きます。 |
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