熱帯低気圧は、赤道付近で温められた空気が上昇し、その暖められた空気中の水蒸気が水に状態変化するときにでる、熱（潜熱）のエネルギーによって発達します。熱帯低気圧は、温帯低気圧と違って、前線を伴いません。熱帯低気圧は、中心から同心円状に丸く等圧線が出来ます。

発達した台風の構造は、中心部に発達した積乱雲の塊があり、その周囲に数時間のうちに発生したり消えたりする積乱雲の列がある。台風の中心部の積乱雲群をクラウドクラスター。周囲の積乱雲の列をスパイラルバンドと呼ぶ。

台風の中心部の風速が早い。台風の中心部に水蒸気（赤色の部分）が集中している。フロリダ付近に見える水蒸気の帯はこの台風のスパイラルバンドの一部。