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原発Web学習 - 学ぶ


1.放射線と放射能 - 1.どう違うの?

原子力を学ぶには避けて通れない、放射線と放射能の違いについて学びましょう。

放射線と放射能

世の中には放っておくと別のものになってしまう物質が存在するのです。ウランやラジウムという物質は放っておくと、粒子や電磁波を出しながら、別の物質へと変わっていくのです。

このとき出てくる粒子や電磁波を放射線といいます。そしてこの現象を放射性崩壊、放っておくと放射線を出す性質を放射能といいます。

放射線は目には見えませんし、臭いも味もありません。もちろん、音もしませんし身体に当たってもわかりません。

放射線の種類

放射線には、アルファ線、ガンマ線、ベータ線、中性子などの種類があって、それぞれものを通り抜ける力が違います。アルファ線やベータ線は簡単に止めることができますが、ガンマ線や中性子は透過する力がとてもつよいのです。

放射線の種類(少し詳しく) - ちょっと難しい

放射線は大きく、電磁波(光や電波の仲間)、電荷をもった粒子線(「+」か「-」の電気を帯びた粒)、電荷を持たない粒子線(電気を帯びていない粒)の3種類に分けることができます。

X線、ガンマ線は電磁波です。ベータ線、アルファ線、電子線、陽子線は電荷を持った粒子線です。中性子は電荷を持たない粒子線です。