3.くらしと原子力 - 3.考えよう
前項にも書いたように、原子力発電は危険が伴いますし、反対する人も多いのが現実です。では、どうして原子力発電は行われているのでしょうか?
代わりがない
実のところ、原子力発電にかわる有力な発電施設は、まだ国内にはないのです。原子力発電に代わる発電方法は時代のニーズから言って、大量に安定して電力が供給できて、かつ環境に影響を与えないことが必要だと思います。
海外ではこれを風力発電で実現している国もあります。国内でも風力発電は有力視されていますが、国土が小さく風向きの変わりやすい日本にあう発電設備の開発はあまりすすんでいませんし、コストがかかりすぎるという問題も未解決です。そういう事情で国内ではもうしばらく原子力発電に代わる発電はあらわれなさそうです。
原子力発電は必要がないのであれば、やらないにこした事はないのかもしれません。しかし、原子力発電に代わる新しいエネルギーが開発されるまでの間、私たちは原発とうまく付き合っていくしかないのかもしれません。みなさんはどう思いますか?