Tuberculosis 2

結核



予防
結核菌は人のくしゃみ、咳などで空気中に飛散し、
空気感染を引き起こすことが多いので手洗いうがいをする。

予防とは少し異なりますが、早期の検査もまた重要になります。

ツベルクリン反応は、結核菌に感染しているか否かを知る一つの検査法です。
しかし、実際には結核菌に感染しているのか、それとも似ている非結核性抗酸菌に感染しているのか、
またはBCG接種の影響でそうなるのかの区別は、ツベルクリン反応だけではわかりません。
ツベルクリン反応より精度の高い検査には、クオンティフェロン(R)TB−2G(QFT)検査というものがあり、
平成18年から、保険の適用がされています。

胸部X線検査は、結核の発症を調べる検査です。
X線撮影というものは、白黒が反転して映るものです。
肺は空気が多いので、X線を通しやすく、全体に黒く(=明るく)映ります。
しかし肺の中で白く(=暗く)映る影があると、異常があると考えられるわけです。

治療法
イソニアジド(INH),リファンピシン(RFP),ストレプトマイシン(SM),ピラジナミド(PZA)
の4剤の短期併用を行い、その後3剤併用を合計6ヶ月間行うことが推奨されている。

これらの薬が登場したことで、「結核の治療は化学療法で」という考えが確立されることになりました。
現在、「抗結核薬」として認められている薬は、10種類を越えます。

また、結核菌は非常にしぶとい菌で有名です。
ある程度の期間を薬で攻撃しないと、またぶり返すことになります。
その上、その薬を飲む間に、薬に慣れて耐性ができるので、2種類以上の薬を一緒に使うのが鉄則です。