音と人体の関係 >> 人体との関係 >> 耳の仕組み >> |
人体との関係  -Connection with the human body-音が人体にもたらす効果 音が生活に関わっている例として、音楽療法、記憶回復、免疫力上昇、頭痛回復などがあります。〈1〉音楽療法: 音楽を聞いたり演奏したりする際の生理的・心理的・社会的な効果を応用して、心身の健康の回復、向上をはかる治療法。 〈2〉記憶回復: 人が頭の中に保存している情報を外に出すのに音楽を活用。(神経を刺激するため大変効果的) 〈3〉免疫力上昇: ストレスを軽減しストレスホルモンのコルチゾールの値を下げる。音楽を聴いて気分が良くなると、生理学的な変化が起こり、ストレスの軽減や免疫力アップにつながる。 〈4〉頭痛回復: 頭痛を起こす原因の一つとなる誘発脳波を発動させている普段の音を自発脳波に変え、刺激を弱めることで頭痛を和らげる。 周波が人体にもたらす影響 耳から入ってきた周波数は脳へ伝えられて、そこから骨格の各部位へと伝達されます。伝達される各部位への影響は、周波数によって違っているのです。下の周波数たちは、低い音は尾骨からスタートして、周波数が高くなるにつれて首や頭蓋骨に影響しています。
年齢とともに変化する聴力 【1】赤ちゃんが聞いている音・人の五感(視覚-臭覚-味覚-触覚-聴覚)である「聴覚」が備わるのは、私たちがおなかの中にいるときからなのです。詳しくみていくと、 〈1〉妊娠6週ごろには耳の原型ができる 〈2〉妊娠5か月目には音を感じている 〈3〉妊娠8か月目には音の高低や大小も聞き分けている という感じなのですが、赤ちゃんは成人のようにまだ聴感特性は備わっていません。 ・また、胎児の時は羊水に囲まれているので、(私たちでいうプールの中にいるような感覚)外界よりもかなり小さい音圧で、さらに周波数特性も変化しています。 【2】成人の聞こえる音 ・人の聞こえる可聴周波数は、年齢・性別・耳の構造などの条件によって多少変わってきますが、約20〜20000Hzと言われています。20Hzよりも低くて人に聞こえない音を超低周波。20000Hzよりも高い音を超音波と呼びます。 ・成人では、4000Hz前後が最も耳の感度が高くなり、小さい音でも聞こえるようになります。そのため、4000Hz付近の音は目覚まし時計のアラームやいろいろな警告音に用いられているのです。そうすることで、少ないエネルギーで効率的に聞かせることができるからです。 【3】老人の聞こえる音 ・人は年を取ると耳が聞こえにくくなります。それは聴覚が加齢により、高い周波数が聞こえにくくなる老人性難聴になるからです。長年いろいろな音を聞くことで感度の高い高周波から老化してきています。 ・老人性難聴になると会話に含まれている高周波数の子音が聞き取りにくくなるので、聞こえやすいように 大きな低い声 で ゆっくり はっきり と話すことが大切です。 →自覚症状が少なく、40代くらいから進行するので注意が必要です。 ・最近では、家電製品の警報音など成人を対象にした4000Hzから、少し低い周波数に下げているものもあるようで、ユニバーサルデザインとされています。 プラスα 皆さんは普段から音楽を聴くためにイヤホンやヘッドフォン、中にはアーティストのライブに行くという人もいるかもしれません。しかし…大音量で聴いたり、長時間聴いたままだと私たちの耳に悪影響を及ぼす可能性もあります。《1》一過性難聴 《2》騒音性難聴 |