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BGMの効果  -Effect of BGM-BGMとは 何気なく聴いているBGMですが、BGMは何のことで、いつから使われ始めたのでしょうか。 マスキング効果 まず、BGMの効果の一つとして「マスキング」が挙げられます。ある音(騒音)をある音(BGM)で隠してしまおうということです。 では、どのような時に「マスキング」が起こるのでしょうか。 ・・・それは二つの音の周波数が近い時、かつ「マスキング」する音より音量が大きい時です。例えば、 ・お店が大通りに面していて車の騒音がうるさい ・継続的に発せられる機械音がうるさい ・隣との席が近く、話し声が聞こえてしまう こんな時、よくBGMが使われてませんか? イメージ誘導効果 BGMの効果の二つ目は「イメージ誘導効果」です。お店の雰囲気を明るくしたり、高級感を醸し出したり、子供が多い場所では楽しい雰囲気を作ったりします。 「落ち着いた雰囲気ややすらぎ感を演出する」 「イメージアップにつながる」 多くの人が、BGMの効果をプラスに考えて使っているようです。 であれば、しっかりと目的を持って選曲し、場面や時間によって的確にBGMを使い分けることは言うまでもありません。 BGMの印象は顕在意識で捉えていることは少ないのです。 無意識のうちになんとなく 「いい雰囲気だね」とか「落ち着きがあるね」と考えているわけです。 その無意識の世界はとても怖いです。 でも、逆に考えれば、気づかないうちにお店のファンになってもらえるということです。 感情誘導効果 BGMの効果、三つ目は「感情誘導」です。「イメージ誘導」に続き「感情」を誘導する働きです。 「感情」を誘導することができれば、様々な場面で思い通りに人を動かすことができるのです。 主に、病院などでは患者さんの不安を和らげるためにリラックスしたBGMを流したりします。音楽を聴いていることで不思議と不安がなくなるのです。 BGMのテンポや曲調によって、感情が変化することが実験でも分かっています。 音楽は無意識の領域に働きかけます。 集中力を高める効果 好きな音楽を聴くと気分が高まったり、クラシックを聴くと落ち着いた気分になったりと、音楽には人の脳にある程度影響を与える効果があることが実証されています。実際、米スタンフォード大学が2007年に実施したある研究によると、音楽は学習効果と集中力を高めることが実証されました。 研究にあたったVinod Menon助教授によると、音楽の持つメロディや音の変化に対して人の脳は敏感に反応していくため脳が活性化すること、 そして音の周囲で起こっている環境に対する集中力が増すことが証明されました。 BGMがあると作業効率が増すというのは科学的にも証明されたのです。 |