オカムラの社内制度
このページでは、前のページでも紹介した社内制度のうち、その中でも重要な3つを簡単に紹介します。
1,+Standing
+Standingとは、仕事中に立ち姿勢を取り入れる新しい働き方の提案です。オーストラリアの先行研究によると、座っている時間が長いほど死亡リスクが高くなることがわかっています。座っている時間が一日11時間を超える人は、座っている時間が0~4時間の人に比べて、死亡リスクは1.4倍にもなります。座り過ぎによる健康リスクを下げるには、30~60分ごとに立つのが効果的と言われています。また、立ち仕事のメリットは、ワーカーの4人に3人が「仕事効率が上がった」「気分転換がしやすい」「眠気が解消」 と感じていることです。以上の理由から、上下昇降デスク「Swift」と+Standingという「座り 時々 立ち仕事」の働き方を提案しているようです。
2,早帰り宣言
職場の意識や行動を変える社内改革プロジェクト「働き方カエルプロジェクト」の活動として、早帰り宣言カードを設置しています(写真参照)。社員一人一人の帰宅時間の意識づけ(帰宅時間の目標設定)と社員全体の帰宅時間の把握と職場コミュニケーションの活性化が生まれました。帰宅時間を自ら宣言することで、意識が変わり、だらだら残業する人が減ったり、退勤後の余暇を楽しむことができるようになった人が増加しました。
オカムラ提供
3,WiL-BE
オカムラでは「Work in Life」を一人一人がデザインし、人それぞれの働き方(Life)を実現できる会社にするための活動「WiL-BE」(以下の4つの制度)を行っています。
①Human Development
人材育成・モチベーション
②Work Rule
制度・規則・行動変容・運用・定着
③Work Smart
仕事力向上・効率化
④Work Place
実験・検証・エビデンス・サービス化
があります。これらで一人一人に合った働き方を自分で作っていける環境を整えていっています。
4,まとめ ~一人一人の意識改革~
- 社員の働き方の提案だけでなく気持ちの改革もしている
- 一人一人が自分の働き方を実現できるようにしている
以上3つの活動を取り上げてきました。もちろん会社が社員に対して何かをすることも大事ですが、企業の理念として「会社に愛着を持って働く」というものがありました。さらに、働きがい改革というものも推進しています。さらに3つ目に紹介した「WiL-BE」も人の意識をより良いものとしていくことが目的でした。その為、オカムラでは人々の仕事に対しての思い入れを大事にしているといえます。