最近「インバウンド」という言葉をよく耳にしませんか?
インバウンドとは観光をしに訪れる外国人の旅行のことを指します。ではなぜ、最近この言葉をよく聞くのでしょうか。
それは、東京オリンピックが2020年に開催されることや、SNSが普及し、日本独自の文化が広まりやすくなったことが関係しています。日本の文化に興味を持ち、日本へ観光しに訪れる外国人が増えたため、インバウンド需要が高まり、「インバウンド」という言葉がよく用いられるようになったと考えられるからです。
しかし日本は今、たくさんの問題を抱えています。少子高齢化問題や、後継者不足などです。その中で、観光業は日本を支えていく重要な役割を果たしています。そこで、私たちは今の日本のインバウンドの現状を探り、日本の未来について考えることにしました。
皆さんも私たちと一緒に“未来”について考えてみましょう!
インバウンドとは上記の文にあるように、観光を市に訪れる外国人の旅行を指します。英語では、旅に関連した意味でよく使われますが、本来は内向きに入るという意味を持ちます。
そして旅行のため日本に訪れる外国人全般を訪日外国人と言います。日本ではインバウンドというと、訪日外国人旅行のことを示します。
また最近ではインバウンドだけでなく、インバウンド需要という言葉もよく使われています。これは訪日外国人による日本での消費活動のことを示す言葉です。そのインバウンド需要は近年とても重要視されており、日本は今、全国でインバウンド対策を行うなど、外国人に対する観光業に力を入れています。
私たちは今年の10月の研修旅行で、広島県・岡山県・京都府・奈良県を訪れました。どの県にも外国人が訪れており、日本のインバウンドの重要性を目の当たりにしました。
インバウンド需要が高まっている近年、その効果と比例するように訪日外国人の数も増えています。グラフからは、2018年の1年間での訪日外国人数は3000万人と、5年前の約3倍にも及んでいることが分かります。理由は様々なことが挙げられますが、特に、東京オリンピック需要がその最たるものでしょう。新しいホテルの建設や、インフォメーションカウンターのマークを外国人にわかりやすくするために変えるなど、都内では様々な対策が進められています。その経済効果は数兆円に達すると言われています。
また、2018年の訪日外国人旅行消費額は総額4.5兆円を超えており、日本の2018年のGDPである533兆円の約1パーセント程を占めています。他にも、SNSが普及等で日本の文化などが浸透しやすくなった今、インバウンド需要はとても大切な鍵となっています。